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どうする家康|第12話ネタバレとあらすじ解説「氏真」

2023-02-26

この記事では、2023年の大河ドラマ「どうする家康」第12話(2023年3月26日放送予定)のあらすじをわかりやすく解説します。

ネタバレを含みますのでご注意くださいね。

 

どうする家康|第12話のネタバレとあらすじ

第11話では、武田信玄との談判で、お互いに切り取り合戦しようと決断。

家康は、お田鶴が女城主の引間城を攻め込みました。

 

その頃、築山にいる瀬名は、仲良しだったお田鶴を気遣っています。

 

氏真が掛川城に籠城

信玄が駿河・相模との三国同盟を破って今川を攻めたことに、相模の北条は激怒。

氏真の妻・糸は、北条家直系の姫だったのです。

 

武田軍によって攻め落とされた駿河の氏真は、家臣のほとんどが武田軍の調略にあっており、安否確認が取れていない状態でした。

もし氏真が、北条側に逃げていたら、家康も手が出しようがありません。

 

「惜しいことじゃ、この手で氏真を討ち取ってやろうと思ったのに!」と言いながらも、内心ほっとする家康。

 

遠江の引間城を落とした徳川軍は、引間城を拠点にして遠江攻めを進めていました。

次の掛川を攻め落とせば、遠江を切り取ったのも同じ。

 

しかし、掛川城に氏真と妻の糸が逃げ込んでいると、服部半蔵が知らせに来ます。

氏真は、最後の最後まで今川領域を守るつもりなのです。

 

そんな時、石川数正が信玄からの書状を持ってきます。

「速やかに氏真を討ち取り首を届けよ。さもなくば、武田がやる。」

と書かれています。

 

今は亡き今川義元に大きな恩があり、氏真とは兄弟のように過ごしていた日々もある家康。

しかし氏真は、大高城に取り残された家康軍を見捨て、駿府に残された三河家臣たちを殺し、瀬名や子供たちにも手をかけようとしたという事実があります。

 

家康は気持ちを奮い立たせ、氏真は憎い敵だとし、

「掛川城、10日で落とす!今川氏真の首を挙げい!」

と、号令を出すのでした。

 

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手こずる家康

今川城を攻める徳川軍ですが、氏真が想像以上に手ごわく、満身創痍の氏真を攻めきれません。

4か月経っても掛川城を攻め落とせないでいます。

 

長い籠城生活で顔は汚れ、みすぼらしい姿ながらも、塩を舐め、雑穀をかじりながら徳川軍を睨みつける氏真。

氏真の目は闘志でみなぎっており、家康との戦を楽しんでいるとすら感じられます。

 

8年前の織田軍との対戦時。

父・義元は家康に大高城へ兵糧入れを命じ、氏真には留守役を命じました。

納得できない氏真に義元が、「氏真…、そなたに将としての才はない。」と、言い放ちます。

そんな父の言葉に氏真は、大変な屈辱を味わったのでした。

 

それを思い出し、氏真は、「かかってこい!今川義元が子・氏真はここであるぞ!」と言い放ちます。

戦の前線で自ら矢を放ち、槍を振るう姿は、徳川軍をひるませるほど気迫に満ち溢れていました。

 

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今川滅亡

氏真の気迫に押され、掛川城を攻め落とせない家康のところへ、武田軍が信長の美濃と遠江の国境に陣取ったとの知らせが入ります。

 

これは、早く今川氏真を討ち取って首を持ってこいという、信玄からの脅しだと受け取った家康。

「これは、わしと氏真の戦じゃ!」

家康は、夜も眠れず、1人で星空を見上げ、氏真と過ごした今川館での記憶を思い起こしていたのでした。

 

そこへ榊原小平太が、城の抜け道から逃げ出てきた氏真の妻と女たちを捕らえたと知らせに来ます。

明日にでも氏真が総がかりで出てくると悟った家康は、鳥居元忠と平岩親吉を連れて、急いで掛川城に向かいました。

 

掛川城では、すでに氏真が槍を構えており、元忠と親吉が膝をついて礼を尽くす中、家康は無言で氏真と見つめ合います。

 

氏真がさらに槍をもう1本手に取ると、家康に向かって放り投げ、一騎打ちの勝負に…!

家康は一瞬の隙を見逃さず、柄を氏真に打ち込みます。

決着がついた勝負に、氏真は脇差を抜いて自害に出ますが、家康が飛びかかって阻止しました。

 

腹を切らせろと言う氏真に家康は、今でも兄と思っているから死んでほしくないと伝えます。

 

家康をはねのけ、昔から誰も自分を認めてくれずにいたと憤り、家康を責める氏真。

そんな氏真のところへ、氏真の妻・糸がやって来ました。

 

糸は、義元が生前、糸に打ち明けていた義元の本音を語り始めます。

「夜明けから夜半まで、武芸や学問に誰より励んでいる。己を鍛え上げることを惜しまぬ者は、いずれ必ず天賦の才ある者を凌ぐ。きっとよい将になるだろう。」

義元は氏真を信じ、その努力を認めていたのです。

 

氏真と家康が手を取り合って、今川の領国を繫栄させていく未来を見ていた義元の真意を知り、氏真と家康は涙を流します。

 

氏真は、「妻と共に北条殿に身を寄せたい、家康に力を貸してほしい」と願い出ます。

 

永禄12年、5月15日、氏真が投降したことにより、今川家は滅亡。

家康が、氏真の身柄を北条家に渡したと知った信玄は、怒り狂っているとの書状を送り付けてきました。

 

家康側は、北条と組むことも考えますが…。

 

第13話に続きます。

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2023大河ドラマ|どうする家康のネタバレとあらすじ全話まとめ!

 

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どうする家康|第12話の解説と感想

家康と氏真の一騎打ちが描かれる、どうする家康・第12話。

序盤のクライマックスのひとつとなるでしょうか?

 

氏真の妻・糸の告白を通して、亡き義元の真意を知り、心を通じ合わせるという感動的な回になりそうですね。

 

氏真のその後は?

どうする家康では、家康の幼い頃からのライバルとして描かれた氏真。

家康に攻められ、降伏。戦国大名としての今川は終焉を迎えます。

 

ここでは氏真のその後を追ってみましょう。

妻の実家である相模の北条家に身を寄せた氏真ですが、その後再び北条と武田が同盟を結び、北条を去ることになります。

 

のちに京に上った氏真ですが、蹴鞠や和歌など文化人として才能を開花させていくことに?

父・義元の仇である信長と蹴鞠をしたという記録もあるそうです。

 

武田勝頼が三河長篠に侵攻した長篠の戦いでは、家康側で牧野城主を務めたこともありますが、再び京に暮らし、文芸をたしなむこととなった氏真。

晩年は江戸で生活をし、天下人となった家康をしばしば訪れることも。

氏真の子孫は徳川将軍家に仕え、今川家は存続。氏真は77歳まで生きながらえました。

 

感想

家康vs氏真の対決、よかったですね。

氏真は父、義元に認めて欲しかった、その一心で戦っていたのでしょう。最後に、父の呪縛から解放され、妻の糸とともに新しい人生を送ることになります。

武士としてはどうかな?という人生。当時の生き方としてはレアなケースだったはずですが、どんな時代であろうと、生きてこそ。

プライドを捨て、妻と北条に身を寄せたいと申し出た氏真はかっこよかったと思います。

兄弟のように若き日を過ごした家康と氏真。どんなに幸せな日々であっても、常ではない。一寸先は敵同士。進む道を違えても、気持ちが分かち合えた今日の結末は、ハッピーエンドと考えたいです。

信玄がめちゃくちゃ怖いですが…。

 

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