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市内の駅ホームにて視覚障害者のための歩行アシスト 機器「seeker(シーカー)」の実証実験を実施

2021.03.04

実証実験について

北九州市は、「IoT×ものづくり」をテーマに全国からアイディアを募集し、共創企業や著名メンター、北九州工業高等専門学校等の協力により試作品製作まで行うビジネスアイディアコンテスト「IoT Maker’s Project」を実施しています。このプロジェクトに採択された5チームが、 現在ビジネスモデルのブラッシュアップや試作品作り等に励んでいるところです。
今回、福祉機器開発を行っている株式会社マリス creative design(本社:東京都墨田区 代表取 締役:和田 康宏)及び国立大学法人九州工業大学(福岡県北九州市、学 尾家 祐二)、株式会社ラック(本社:東京都千代田区代表取締役:本逸郎)、福岡県北九州市(市長 北 橋健治)は、視覚障害者のための歩行アシスト機器「seeker」製品化のための実証実験を交通事業者ご協力のもと実施いたします。

「seeker」とは

「seeker」は、世界初のスタンドアローンで動く音声・振動を使った視覚障害者のための歩行アシスト機器になります。「seeker」は駅ホームの転落事故故を未然に防ぐための装置 です。眼鏡型のセンサーで周囲の状況を検知し、視覚障害者の方が持つ白杖に取り付けた振動装置が振動して事前に危険を知らせます。「seeker」は誰もがつけたいデザインを目指しております。プロダクトデザインは、MASAMI DESIGNの髙橋正実さんにデザインしていただきます。

○「seeker」の今後の展開
◆大型商業施設・・・室内モビリティの安全装置
◆保険会社、自転車メーカー・・・自転車の先進安全装置
◆車椅子会社など・・・電動車椅子の安全装置として
◆コロナ対応・・・大型店舗の接客、店員への飛沫防止と店内連絡指示装置として
◆高齢者対応・・・暗がりでも歩けるため道案内、徘徊防止装置として

○パラリンピックへの対応
◆東京2020 パラリンピックにおいて視覚障害者のボランティアの方々への貸し出しを考えております。

製品の背景と目的

世界では約2億5300万人、日本では約31万人の視覚障害者が生活なさっていますが、周りの状態が確認できないため公共交通機関の移動などに不自由しています。加えて、 視覚障害者の単独歩行には、晴眼者とは違う危険が伴っています。例えば、駅のホームから の転落事故は毎年多発しており社会的な問題となっています。そして、コロナウイルスの状況下においても、距離確保を強いられ、接触することや助けてもらうことも難しく、非常に生活しづらい状況になっています。「seeker」は、コロナウイルスの状況下においても一人で出かけたいという視覚障害者の方々の思いをうけて開発しております。我々の機器を導入することで、危険無く視覚障害者が外に出歩けるようになります。そして、視覚障害者だけでなく、高齢者や目が弱ってきた人にも普及することで、全ての人が暮らしやすい世の中 になります。

株式会社マリス creative design について

株式会社マリス creative design は、「障害者と健常者の言葉の垣根さえもなくなる社会の創造をめざす」ために創業しました。障害者が自立して生活できる社会づくりに貢献したいと考えおり、日本で障害者用機器を稼げる産業にしたいと考え事業を行っています。
当社は、2020年6月に東京都が将来有望な事業を行うスタートアップ企業を支援する「スタートアップアクセラレーションプログラム」に採択されました。2020年10月20日の最終 DemoDay では、住友不動産賞を受賞。加えて、2020年10月には、 北九州市が有望な製品開発を行うスタートアップ企業を支援する「Iot Maker’s project」に採択されました。日本の将来を担う福祉機器開発の事業として注目を集めています。
社名:株式会社マリス creative design
設立:2018 年 6 月
代表者:代表取締役 和田 康宏
本社:〒131-0041 東京都墨田区八広 4-36-21
事業内容:福祉機器開発
コーポレートサイト:http://maris-inc.co.jp/