朝ドラ『あんぱん』に登場する健ちゃん(辛島健太郎)が気になるキャラクターですね。
熱血で仲間想いなキャラに、「モデルとなった実在の人物がいるのでは?」という声も。
この記事では、
- 健ちゃんのモデル候補の人物や共通点
- 実話に基づくエピソード
- 崇との軍隊での再会とその後
について、わかりやすく紹介します。
あんぱん|健ちゃん(辛島健太郎)のモデルは誰?実在人物?
朝ドラ『あんぱん』に登場する健ちゃんこと辛島健太郎。
熱血でまっすぐ、ちょっと短気だけどどこか憎めない――そんな健ちゃんに、すっかり心をつかまれた視聴者も多いはず。
その“モデル実在説”をひも解いていきましょう!
SNSや考察サイトで話題の「モデル実在説」
放送が進むにつれ、SNSでは「健ちゃん=カレーパンマン説」が浮上。
というのも…
- 健ちゃんはカレーが大好き
- 性格も熱血で短気、でも仲間想い
- さらに「辛島(からしま)」という苗字に“辛い=カレー”の連想が!
このあたりが、どうにもカレーパンマンと重なる!と話題なのです。
一方で、もう一つ注目されているのがやなせたかしさんの学生時代の“リアルな友人”にあたる人物。
東京高等工芸学校時代の同期、挿絵画家・風間完さんの存在です。
こちらの説は、名前の響きや関係性の近さから注目を集めています。
さっそく、健ちゃんの“実在モデル説”でもっとも有力視されている人物、風間完さんについて掘り下げていきます!
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あんぱん|健太郎のモデル候補①実在人物・風間完さんはどんな人?
健ちゃん(辛島健太郎)のモデルは誰?――そんな声が日に日に高まる中、やなせたかしさんの“実在の友人”がモデルなのでは?と注目を集めている人物がいます。
その名も風間完(かざま・かん)さん。
やなせさんと同じ時代を生き、同じ場所で学んだ“リアルな同期生”です。
健ちゃんの実在モデルとして、もっとも有力とされるこの風間完さん。いったいどんな人だったのでしょうか?
やなせたかしと“図案科”で机を並べた、実在の同期生
風間完さんは、やなせたかしさんと同じく東京高等工芸学校の図案科に在籍していました。同じクラスで学び、夢を語り合った“図案科の友”という関係です。
まさに健ちゃんと崇の関係そのもの。戦争という時代の荒波の中で、実在する友情がそこにあったのです。
当時の同窓生の証言からも、二人の距離の近さがうかがえます。この“実在のつながり”が、健ちゃんというキャラクターのベースになっている可能性は大いにあると言えるでしょう。
挿絵画家として一時代を築いた、風間完という人物
風間完さんは、戦後に挿絵画家として大活躍しました。小説誌や週刊誌で、美人画や風景画、人物挿絵などを数多く手がけています。
代表作には、朝ドラ『おはなはん』のタイトル画などもあり、その名を全国区にした人物です。
五木寛之や松本清張、向田邦子といった大作家ともタッグを組み、まさに昭和を彩った実在の人気画家でした。
さらに、人柄もチャーミングで、「絵を描いて食べていけるって、しあわせだよなぁ」が口癖だったというエピソードも残っています。
健ちゃんの“絵が好きでたまらない”という情熱とも、自然と重なって見えてきませんか?
健ちゃんと風間完の“モデルとしての共通点”とは?
ここで、辛島健太郎=風間完モデル説の根拠を整理してみましょう。
- 図案科で絵を学んだ実在の人物
- 戦時中を生き延びたタフな人生経験
- 明るく前向きな人柄
- 名前の響きの近さ(風間かん ↔ からしまけんたろう)
- やなせたかしと深い縁がある実在の友人
まさに、“健ちゃんのリアル版”と呼びたくなる存在です。
もちろん違いもあります。
風間さんは東京生まれ、健ちゃんは福岡出身の博多弁キャラ。
すべてが一致するわけではありませんが、それでも“ベースになった実在モデル”としては十分すぎるリアリティを感じさせます。
健ちゃんのモデルが「ただのフィクション」ではなく、やなせたかしさんが実際に親しんだ人物たちの記憶から生まれている――
そう考えると、キャラクターに込められた想いがさらに深く感じられますね。
次はもうひとつの“モデル候補”、あのキャラクターとの共通点を見ていきましょう!
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あんぱん|健ちゃんのモデル候補② “カレーパンマン”との共通点
辛島健太郎(健ちゃん)のキャラクターについて、もう一つ注目されているモデル候補があります。それが、やなせたかしさんの代表作『アンパンマン』に登場する人気キャラクター、カレーパンマンです。
一見、子ども向けのキャラとドラマの人物像はかけ離れているようにも思えますが、実は驚くほど共通点が多く、視聴者の間でも「健ちゃんはカレーパンマンがモデルでは?」という声が多く見られます。
では、その重なるポイントを見ていきましょう。
熱血・短気・仲間想い…性格の共通性
カレーパンマンは、短気で少し荒っぽいところもありますが、正義感が強く、仲間思いなキャラクターとして知られています。
敵に対しては辛口のカレーで立ち向かい、仲間を守る存在でもあります。
健ちゃんもまた、多少の短気さはあるものの、情に厚く、崇や周囲の人々への思いやりを感じさせる場面が多く描かれています。
このような性格の共通性から、健ちゃんのキャラにはカレーパンマン的なエッセンスが込められているのでは、という指摘もあるのです。
「辛いカレー」エピソードと名前のリンク
ドラマのあるシーンでは、健ちゃんが「カレーライスを作る」場面が登場します。
しかもそのカレーがかなり辛かったことから、視聴者の間で「やっぱりカレーパンマンがモデル?」という声が上がりました。
さらに、苗字の「辛島(からしま)」という名前にも注目が集まっています。
“辛い”という字が入っていることからも、カレーパンマンの「辛さ」との関連を想像させる要素になっており、キャラと名前が巧妙にリンクしている印象を与えます。
やなせたかしの実話エピソードとのつながり
やなせたかしさん自身、戦争中の過酷な経験から「本当の正義とは何か」を深く考えるようになったと語っており、その思いはアンパンマンやカレーパンマンといったキャラクターに反映されています。
特に、「辛いカレーを分け合う」という詩やエピソードも残されており、“辛さ”を通じて温かさや優しさを伝えるキャラクターが生まれた背景には、やなせさんの実体験があると言われています。
健ちゃんもまた、戦時中という厳しい状況下に置かれながら、仲間に温かさを届けようとする存在として描かれています。このような描写の重なりが、健ちゃんとカレーパンマンのつながりを感じさせるのかもしれません。
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風間完×カレーパンマン=健太郎?2人の“モデル説”を考察
ここまで見てきた「実在モデル・風間完さん」と「キャラクター由来モデル・カレーパンマン」。
ここでは、2人のモデルが巧みに融合して、健ちゃんというキャラクターが生まれた可能性について考察していきます。
実在モデル+キャラクター要素が合わさった融合モデル説
健ちゃんの“リアルさ”は、風間完さんの実人生がベースにあると考えられます。
図案科出身という共通点、戦時を生きたタフな経験、そして絵を心から愛していたという人柄。これらは健ちゃんの背景設定と重なる部分が多く、実在モデルとしての説得力を持っています。
一方で、健ちゃんの“熱さ”や“カレー”にまつわる印象は、やはりカレーパンマンのキャラクター性と通じるものがありますね。
この2つが合わさることで、「実在の人物にインスピレーションを得た上で、視聴者が親しみやすいキャラに仕上げた」という融合モデル説が浮かび上がってきます。
制作意図を読み解く考察(フィクションの中のリアル)
健ちゃんの描かれ方には、リアルとフィクションのバランスを大切にしている意図が感じられます。
ひとつは、戦争を生きた若者の姿をしっかり描くというリアル志向。もうひとつは、視聴者が思わず好きになるような個性あるキャラクターとしての工夫。
この二つを成立させるには、実在人物をそのまま描くだけでは難しい場面もあるはずです。そこに「カレーパンマン的な親しみやすさ」や「名前とエピソードの象徴性」を加えることで、ドラマとしての厚みと共感性が生まれたのではないでしょうか。
やなせたかしさん自身も「アンパンマンには自分の思想が入っている」と語っており、創作の中に自身の記憶や経験を織り込むことを大切にしていました。健ちゃんもまた、やなせさんの“リアル”と“空想”の間に生まれたキャラクターである可能性が高いと考えられます。
慎重に見るべきリアルと創作の境界
もちろん、すべてがモデルに基づいているとは限りません。
健ちゃんが風間完さんやカレーパンマンを意識して描かれたという明言は今のところありませんし、あくまで視聴者やファンの間での考察にとどまります。
しかし、実在の人物と創作キャラクターの要素を組み合わせて一人のキャラを作り上げるという手法は、朝ドラでもよく見られるアプローチです。健ちゃんも、その典型的な存在だと言えるでしょう。
リアルとフィクションが重なって生まれた健ちゃん
健ちゃんは、実在の人物・風間完さんのようなリアルな背景と、カレーパンマンのようなキャラ性が融合した、まさに“実話ベースのフィクション”。
この二重構造こそが、健ちゃんの魅力をより深く、そして温かく感じさせているのかもしれません。
次は、そんな健ちゃんと崇が軍隊でどんな再会を果たし、どのような絆を築いていくのかを見ていきましょう。
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健ちゃんと崇の友情の行方は?軍隊での再会がもたらすもの
健ちゃん(辛島健太郎)と崇(柳井嵩)は、学生時代からの親友。
そんな2人が軍隊という過酷な環境で再び顔を合わせる――この展開は、視聴者にとっても大きな見どころのひとつです。
ここでは、第11週の再会までの様子と、今後の予想を交えて、2人の友情の変化を探っていきます。
再会によって変わる崇の心境
あんぱん第11週では、福岡・小倉の連隊で、健ちゃんと崇が偶然再会するシーンが描かれました。
心身ともに疲れ果て、追い詰められていた崇にとって、健ちゃんとの再会はまさに救いとなる出来事。
「昔と変わらない健ちゃん」がそこにいてくれたことが、崇の中に少しずつ希望の光を取り戻すきっかけになっていくのです。
戦場という非日常で生まれた“再会”は、ただの懐かしさを超えた、大きな意味を持って描かれています。
やなせたかしさんの実体験でも、戦時中に旧友との交流が心の支えになったというエピソードがあり、健ちゃんというキャラクターは、そうした実在の記憶をもとに生まれている可能性があります。
今後の展開予想と健ちゃんの役割
(ネタバレあり クリックして読む)
再会した2人は、その後、宣撫班(せんぷはん)という部隊に配属され、中国戦地で紙芝居などを使って現地での広報活動を行うことになります。
健ちゃんはそこで持ち前の明るさと行動力を発揮し、崇にとって精神的にも実務的にもかけがえのない存在となっていきます。
さらに終戦後、健ちゃんは実家を失い、崇のもとを頼って高知にやってきます。
ここから先は、戦後の苦しい生活を共に乗り越えながら、新たな人生を築こうとする“ふたりの再出発”が描かれていくことが予想されます。
この展開は、やなせたかしさんと実在の友人が、戦後に協力し合って生き抜いたという史実にも重なります。健ちゃんは、戦友以上の存在として、崇の人生に大きな影響を与え続けるキャラクターになっていくでしょう。
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あんぱんで健ちゃん(辛島健太郎)を演じるのは高橋文哉さん
“まっすぐで熱くて、ちょっぴり短気”な健ちゃん。
そんなキャラクターにぴったり寄り添うのが、若手注目俳優・高橋文哉さんです。
登場するたびに視聴者の心を明るく照らす健ちゃん像は、どのようにして生まれているのでしょうか?
ここでは、高橋さんの経歴や演技のこだわり、現場でのエピソードを通じて、その魅力に迫ります。
高橋文哉さんってどんな俳優?
2001年生まれ、埼玉県出身の高橋さんは、「男子高生ミスターコン2017」グランプリから芸能界入りした異色の存在。
整ったルックスだけでなく、自然体の演技力が話題を呼び、瞬く間に注目俳優の仲間入りを果たしました。
『仮面ライダーゼロワン』で主演デビューしたのち、『最愛』や『君の花になる』など、繊細さと芯の強さを併せ持つ役どころを次々と好演。
2025年にはエランドール賞・新人賞(TVガイド賞)も受賞し、その実力はすでに業界からもお墨付きです。
健ちゃん役に選ばれた理由とは?
NHKの公式インタビューでは、健ちゃんを「まっすぐで素直な男の子」と語った高橋さん。
そのコメントどおり、演じる健ちゃんもまた、いつも真っ正面からぶつかってくるようなピュアさを持っています。
演出陣が期待したのは、健ちゃんの持つ“人を引き上げる力”を、自然ににじませられる俳優。まさにそれを、これまでの役で培ってきた高橋さんが体現しているのです。
「嵩の顎をクイッと上げるような存在」と語るその役割は、ただの“明るい友人”ではなく、物語全体を押し上げる大切なピースになっています。
現場でも“健ちゃんらしさ”を追求
高橋さんは、劇中で描かれる「のらくろ」の絵を自分の手で練習し、演技の中にリアリティを宿らせています。
筆の運び方から姿勢まで、丁寧に研究して臨んでいる姿勢が印象的です。
さらに、共演する北村匠海さん(崇役)との関係性づくりにも気を配り、空気感や距離感にこだわって演技を重ねているとのこと。
「健ちゃんは、あの時代の空気を明るく変えていく存在。だからこそ軽やかに、でもしっかりと地に足をつけて演じたい」
と語る高橋さんの言葉には、役への真摯な思いがにじんでいます。
健ちゃんの“あの感じ”は高橋さんだからこそ
視聴者からは、「博多弁が自然!」「健ちゃんが出てくると安心する」といった声が多数。
親しみやすさと頼もしさを同時に感じさせる演技は、高橋さんの人柄とセンスがあってこそです。
テンポのいいセリフ回しも魅力のひとつ。健ちゃんの“言い切る感じ”や“間の取り方”が、ドラマ全体のリズムを軽やかにしています。
一見軽快だけど、実は深いところで崇を支えている。そんな立ち位置を、高橋さんは絶妙なバランスで演じ分けていますよね。
以上、今回は朝ドラ『あんぱん』に登場する健ちゃん(辛島健太郎)のモデルについてお伝えしました。
やなせたかしさんの実在の友人・風間完さんと、キャラクター的要素を持つカレーパンマン、ふたつのモデルが重なって生まれたとも考えられる健ちゃん。
そして、その魅力を丁寧に演じているのが高橋文哉さんです。
実話と創作がほどよく交差するからこそ、健ちゃんは視聴者の心に残るキャラクターになっているのかもしれませんね。
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