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あんぱん|第13週のネタバレとあらすじ「サラバ涙」|2025年前期朝ドラ

2025年前期の朝ドラ『あんぱん』、第13週のタイトルは「サラバ涙」。

戦争が終わっても、すぐには日常が戻るわけではありません。焼け跡に立ち尽くす人々の中で、それぞれの人生が再び動き出していきます。

この記事では、あんぱん第13週(第61話~第65話)のあらすじをご紹介します。ネタバレにご注意ください

 

あんぱん|第13週のネタバレとあらすじ

あんぱん 61話|教師という道を手放す決意

1946年の冬。終戦を迎えたとはいえ、朝田家の暮らしは依然として苦しく、食卓にはかろうじて野菜の汁が並ぶ程度。
生活は一向に楽にはならず、学校現場でも変化が起きていました。

GHQの方針によって軍国主義的な教育が撤廃され、「愛国の鑑」ともてはやされたのぶの存在は時代遅れになってしまったのです。

そんな中、のぶは入院中の次郎を見舞います。
病状が悪化している中、次郎はノートに何やら記号のようなものを書き留めていました。

これは速記だ」と説明する次郎。
のぶが教師を辞めると告げると、彼は何かを遺すように、その技術を彼女に伝えようとします。

しかしその数日後、次郎の容体は急変。
喀血が止まらなくなり、次郎は静かにこの世を去りました

⇒ あんぱん次郎さんのモデル小松総一郎の生涯とその最期を解説!

 

あんぱん 62話|戻る人、失われた人

次郎の初七日が終わり、しばらくして柳井家には復員兵の姿が。

帰ってきたのは柳井崇。
伯母の千代子と宇戸しんは、久しぶりに顔を見せた崇を涙ながらに迎え入れます。

しかし、喜びと共に伝えられたのはもうひとつの知らせ。
弟・千尋の戦死です。かつて同じ屋根の下で暮らした弟の死を、崇は静かに受け止めます。

そのころ、のぶは次郎の遺品となったカメラを手に、高知の焼け跡を歩き始めます。

復員した崇と偶然再会したのぶは、自分が生きていていい存在なのかと苦しみを吐露します。
教師という肩書を失った自分が、これから何になれるのか──のぶは迷いの中にいました。

⇒ あんぱん|千尋のモデル柳瀬千尋とはどんな人?やなせたかしの弟の生涯

 

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あんぱん 63話|速記への第一歩

のぶは次郎が遺した速記の本を開き、ひたむきに勉強を始めます。
何かに打ち込むその姿は、母・羽多子や次郎の母・節子の心を少しだけ軽くしました。

節子は特に、のぶが若松家に縛られることなく、自分の道を歩んでほしいと願います。

一方、柳井家にはもう一人の訪問者が現れます。

それは崇の旧友・辛島健太郎。戦地から戻った後、福岡の実家が戦災で焼け落ちた彼は、これからの人生を見つめ直すため高知へとやってきました。

健太郎は崇と一緒に何かを始めたいと語り、ふたりはかつての青春を取り戻すように語り合います。

あんぱん 64話|闇市で出会った“新しい仕事”

速記の技術を磨くため、のぶは闇市へと足を運びます。
人々の話し声に耳をすませ、速記帳に次々と書き留めていくのぶ。

その最中、酔っ払いながら熱弁をふるう男に出会います。
男の名は東海林明

のぶの速記に気づいた彼は、自分が勤める新聞社「高知新報」で働かないかと名刺を差し出します。

翌日、のぶは期待を胸に新聞社を訪れます。
しかし、しらふになった東海林は、前日の勢いがウソのような困り顔。
とはいえ、近日中に採用試験があることを教えてくれました。

あんぱん 65話|採用試験、そして新たな一歩

のぶは「高知新報」の採用試験に挑みます。
筆記試験、実地試験、そして面接試験。

その面接では、ひとりの男──霧島が、のぶが戦時中に新聞に「愛国の鑑」として掲載されたことを問題視します。

思想的に偏っているのではないかと、採用に難色を示す霧島。
しかし、東海林は正直に過去を話すのぶの姿勢を評価し、彼女の採用を決断します。

こうして、のぶは教師を辞めた後、新聞記者としての新たなスタートを切ることとなったのです。

 

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あんぱん 第13週のあらすじ解説

あんぱん第13週は、まさに“のぶ再出発の物語”。戦後の混乱のなか、大切な人の死を乗り越え、自分の道を模索していく姿には胸を打たれます。

特に、夫・若松次郎の死と速記との出会いは、のぶの人生の大きな分岐点。夫の遺した想いが、のぶの手によって未来へと受け継がれていく展開には、静かな感動がありそうです。

さらに注目したいのは、やなせたかしさんの実体験がにじむ描写。

柳井崇が復員して弟の死を知らされるシーンは、「アンパンマンの遺書」にも通じるリアルな悲しみが込められています。そして、のぶのモデル・小松暢さんが実際に新聞記者として活躍したという史実も重なり、フィクションと現実が美しく交差する週になりそうです。

重くなりがちな戦後描写の中に、のぶの小さな一歩が光る第13週。闇市での出会い、新聞社の採用試験といった新展開にワクワクしながら、視聴者としては「のぶ、がんばれ!」と応援せずにいられません。これから彼女がどんな記者になっていくのか、ますます目が離せませんね。

あんぱんのモデルとなった“実話”

のぶが教師を辞め、新聞社で新たな人生を始めた背景には、モデルとなった人物の実体験があります。

  • 若松次郎のモデルとされる小松総一郎さんも、戦後間もない1945年に病に倒れ、帰らぬ人となっています。
  • 柳井崇が復員後に弟・千尋の死を知らされるエピソードは、やなせたかしさんが体験した現実を反映。「アンパンマンの遺書」にも記されている出来事です。
  • のぶのモデル・小松暢さんは、戦後に高知新聞社に採用され、県内初の女性記者として活躍しました。

 

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