朝ドラ『風、薫る』第18週のあらすじを、各話ごとにまとめました。
放送は7月27日(月)から7月31日(金)までの5日間です。
※この記事にはネタバレがありますのでご注意ください。
朝ドラ「風、薫る」のネタバレとあらすじ第18週

第18週は、新潟で静かに暮らすりんのもとに予期せぬ再会が訪れる一方、
東京では直美が新たな看護のかたちを模索します。
ふたつの場所で、それぞれの歩みが静かに動き出す週です。
「風、薫る」 第86話のあらすじ|7月27日(月)放送
新潟で穏やかな毎日を送っていたりんのもとへ、思いがけない来訪者が現れます。
かつて帝都医大病院でともに働いた医師・黒川(平埜生成)でした。
久しぶりの再会に、りんは驚きを隠せません。
黒川は近況を語り合いながら、りんのそばで静かに時間を過ごします。
「風、薫る」87話のあらすじ|7月28日(火)放送
黒川は、りんにある誘いをかけます。
「もう一度、看護婦として働きませんか?」
一度は手放したはずの仕事。
その言葉がりんの胸の奥に届き、気持ちは揺れ動き始めます。
黒川が去ったあとも、りんはひとり答えを出せずにいます。
「風、薫る」 第88話のあらすじ|7月29日(水)放送
同じころ、東京では直美が新たな一歩を踏み出そうとしていました。
病院を飛び出した直美が選んだのは、患者のいる場所へ自ら出向いて看護を届ける「派出看護」の仕事です。
自分の手で仕事を立ち上げようと決意し、準備を始めます。
「風、薫る」 第89話のあらすじ|7月30日(木)放送
直美の思いを聞いた卯三郎や虎太郎、シマケンまでもが、力を貸したいと申し出ます。
それぞれの得意を持ち寄り、直美の夢を一緒に形にしようとする姿がありました。
仲間たちの後押しを受けながら、直美は奔走します。
「風、薫る」第90話のあらすじ|7月31日(金)放送
勢いよく動き出した直美でしたが、思わぬ壁にぶつかります。
現実は簡単には動かず、前に進む難しさを改めて感じる直美。
それでも、協力者たちの存在がじんわりと直美を支えていきます。
「風、薫る」前週のあらすじ 「風、薫る」次週のあらすじ
「風、薫る」第18週のあらすじと史実解説
第18週のキーワードは「派出看護」。
患者のいる場所へ出向いて看護する、当時の新しいスタイルです。
りんのモデル・大関和さんと、直美のモデル・鈴木雅さんの史実をたどりながら、この週の見どころを紹介します。
大関和さんの転機
大関和さんは帝国大学医科大学附属第一医院を離れたあと、新潟県の高田にある学校で伝道師や看護婦として働いていました。
1890年(明治23年)ごろのことです。
そのあと東京に戻り、鈴木雅さんが設立した東京看護婦会に加わります。
黒川がわざわざ新潟まで訪ねてくる場面は、この大関和さんの歩みと重なっています。
派出看護婦会
明治の中ごろから、家庭や病院に出向く「派出看護婦会」が各地に次々と生まれました。
ただ、広がるスピードが速すぎて、十分な教育を受けていない看護婦も現場に出るようになります。
看護の質がばらばらになってしまうのは、時代の大きな課題でした。
派出看護婦心得
そこで大関和さんが動きます。
1899年(明治32年)、『派出看護婦心得』という冊子を出版しました。
派出看護の心構えや実際の仕事をわかりやすくまとめたもので、現場で働く看護婦の指針になりました。
「ちゃんと学んで、患者さんを守る」
大関和さんが一貫して伝えてきたことです。
「看護婦規則」の制定
大関和さんや鈴木雅さんたちの働きかけが実を結び、
1900年(明治33年)に東京府が「看護婦規則」を制定します。
全国初の取り組みでした。
これにより、看護婦になるための教育や資格の基準が整います。
かつて「賤業」と呼ばれた看護の仕事が、ようやく専門職として認められていく、大きな転換点でした。
参考文献・参考サイト
- 田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』
- 大関和に学ぶ看護師誕生の歴史