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らんまん第15話のあらすじとネタバレ感想「竹雄の憂い」

2023-04-20

2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。

この記事では、「らんまん」第15話(第3週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。

第3週のテーマは「ジョウロウホトトギス」です。

 

らんまん第15話のネタバレとあらすじ

憧れの植物学者に会うことができた万太郎。

東京滞在の最終日を迎え、万太郎は、家の者たちへの土産のほかに、植物の専門書や高価な顕微鏡を買い求めました。

竹雄の憂い

植物の研究にますます心を惹かれる万太郎とその散財ぶりに、竹雄は不安を覚えます。

 

そして、その心のうちを万太郎にぶつけました。

「高い本や顕微鏡を買うのはえいです。若がバアっと遊ぶがを支えるががわしらの務め。けんど、それは若が峰屋の当主を務めるきこそ!」

「佐川らぁ外れの地で、若ひとりが草に本気で打ち込んで何になるがです?」

 

万太郎は、「わしが見つけたあの花は世界中誰も知らん花かもしれん」と反論。

 

「ほんで?若が峰屋を放り出したら、わしらはどうしたらえいがですか?わしらを捨てるがですか?」

 

大盤振る舞い

万太郎と竹雄は牛鍋のお店に入ります。

生まれて初めて食べる美味しい牛鍋の味が、二人の気まずい雰囲気を和らげていくようです。

 

食べていると、近くの席の客が博覧会に出品されたお酒について話していました。

聞き耳を立てていた万太郎たちは、峰乃月の評判がよかったことに反応し、話に割って入ります。

「峰屋じゃき!その酒屋!」

万太郎は、ほかのお客さんのお勘定も持つと言って、お酒をたくさんごちそうしました。

 

竹雄が会計を済ませて店を出ると、万太郎の姿が見当たりません。

竹雄は、幼き日、いなくなった万太郎を必死で探したことを思い出し、心配します。

 

そこへ、隠れていた万太郎がふざけて出てきます。

竹雄はそんな万太郎に腹を立てます。

 

「こんなに腹が立って、ぐちゃぐちゃになるがは、あんただからやき!子供の頃、わしが二度とそばを離れんと誓うたがは、あんただからやき!」

 

万太郎は竹雄に謝ります。

「ごめんちゃ、ちゃんとした当主になれんで…わしやち分かっちゅうがじゃ…」

 

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寿恵子に会いに

ふたりは、最後にもう一度博覧会場を尋ね、エノキの木に挨拶をします。

 

そして、万太郎は屋台が並ぶ通り、あの愛らしい娘・寿恵子がいた場所を気にしています。

「…若、行ってきてください。」

 

竹雄に背中を押され、万太郎は再び寿恵子がいる屋台に入っていく万太郎。

 

かるやきをひとつ注文すると、寿恵子は「あのときのカエル様でしょう?」

と万太郎のことに気が付きます。

 

万太郎はくにに帰ると、挨拶をして別れます。

戻ってきて竹雄に告げました。

「東京は遠すぎる。もう来ることもないき」

 

そこへ、寿恵子がもうひとつお菓子を持って、駆け付けてきます。

「これお土産です」

 

寿恵子が戻っていくのを見届けて万太郎が言います。

「帰ろう。佐川へ」

万太郎は何かを決意したような目をしていました。

 

第16話に続く。

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らんまん第15話の感想

東京最終日の様子が描かれたらんまん第15話。

なんだか、切なかったですね。

峰屋の当主に仕えているのだ」と主張する竹雄。

しかし、万太郎に対して峰屋の当主以上の情があり、万太郎だから心配するという竹雄の複雑な気持ちが愛しく、切なく感じました。

 

一方の万太郎も、理屈では分かっています。

峰屋の当主として恥ずかしくない人間になりたいと。

事実、峰屋のお酒が褒められて喜ぶ姿は、家業の峰屋を誇りに思っている証拠だと思います。

 

ただ、心の底から湧きあがる好奇心、知りたいという欲望、それも抑えられない。

 

しかし、最後の夜に、万太郎は

「わかっちゅうがじゃ」「東京は遠すぎる。もう来ることもない」

と、何かを受け入れた様子が見られました。

 

次週第4週もまた、新しいキャラクターが登場し、ひと波乱ありそうです。

 

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