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らんまん第28話のあらすじとネタバレ感想「標本を取り戻せ」

2023-05-10

2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。

この記事では、「らんまん」第28話(第6週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。

第6週のテーマは「ドクダミ」です。

 

らんまん第28話のあらすじとネタバレ

たどり着いた長屋の軒先で、倉木が植物標本を燃やそうとしていたところを ギリギリで万太郎がストップをかけます。

「燃やすな!待ってくれ!」

 

標本を取り戻せ

返してくれと頼む万太郎に倉木は「なら30円で買い取れ」と命じます。

万太郎が「100払う」と言うと、陰から様子を見ていた長屋の住人たちが驚いて出てきました。

 

先に金をよこせという倉木と、標本の無事を優先するため、標本が先と主張する万太郎。ふたりは水掛け論になります。

倉木は、標本を火に近づけて脅しますが、万太郎は屈しません。

「出すというたら出す!おまんが燃やそうとしゆうがは、わしの命そのものじゃ!一枚で損のうたら金は出さん!」

 

倉木は万太郎に標本を手渡しました。

竹雄はそんな大金を出すなんて信じられないという様子で、もともとは盗んだのはこの男だと責め、倉木と竹雄は口論になります。

 

熱で苦しむ子供

倉木が竹雄につかみかかったところで、質屋にいた女性・「えい」が現れました。

「あんた、もうおよしよ」

 

みると、女性のそばには幼い女の子が。

部屋からは男の子の泣き声がします。

 

部屋の男の子・健作は熱を出して苦しんでいる様子です。

医者を呼ぶ金も薬もないとえいが答えると、

 

「わしが出すき、お医者を呼んじゃってください!」

万太郎の唐突な申し出に、倉木もえいもびっくりします。

 

万太郎は、自分が持っている薬を子供に分け与え、竹雄に医師へ治療代も支払わせました。

そして、長屋の住人たちが、そんな万太郎たちに夕食をご馳走するのでした。

 

空き部屋

その晩は、長屋の住人の部屋に泊めてもらった万太郎と竹雄。

次の日、長屋の差配人が万太郎の所に来て、医者に支払ったお金を立て替えると言います。

 

そこで、長屋に空き部屋があると知った万太郎は目を輝かせるのでした。

 

第29話に続く。

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らんまん第28話の感想

盗まれた標本をどうにか無事に取り戻せた万太郎。

命ほど大事な標本を絶対に傷つけないという執念を持った強さと、熱を出した子どもを気遣うやさしい万太郎の二面を同時に味わうことができ、地味に満足度の高い放送回でした。

 

高熱で苦しんでいる子供をやさしく労わり、自分の薬まで躊躇なく分け与えた万太郎。

母親であれば、とても心強いし、正直救われた気になると思います。

 

万太郎は小さいときに同じように苦しい思いをしていたので、高熱を出した子どもにも同じようにやさしくできた。

それは万太郎が、小さい頃から、どれほど恵まれた環境であったかを物語っているともいえます。

 

しかし一方で、今は懐から躊躇なく金銭を用意できる状態かもしれないけど、これからどんどん大変な試練が待っているんだよと、ちょっとハラハラドキドキものです。

 

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